佐藤象寛
"残暑お見舞い申し上げます!" ~唐時代の詩人、柳宗元の漢詩の一節を添えて~
”残暑お見舞い申し上げます!”
風鈴と、入道雲の墨絵に、柳宗元の以下の漢詩(夏中の偶作)の一節を添えました。
南州溽暑酔如酒
隠几熟眠開北牖
日午独覚無余聲
山童隔竹敲茶臼
読み方は、以下です。
南州溽暑酔えること酒の如し
隠几熟眠北牖開く
日午独り覚む余声無し
山童竹を隔てて茶臼を敲く
青いござの上に、大の字になって、昼寝をしている上を、時おり風鈴を鳴らして
風が通り過ぎ、目覚めると窓には、入道雲がモクモクと・・・
誰もが、幼いころの記憶にある、情景ではないでしょうか。。。
