佐藤象寛
鎌倉時代の歌人「宮内卿」の和歌から ”しぐれつる このした露は おとづれて 山ぢの末に 雲ぞなりゆく”
鎌倉時代の歌人「後鳥羽院宮内卿」の以下の和歌を書きました。
”しぐれつる このした露は おとづれて 山ぢの末に 雲ぞなりゆく”
意味は、以下です。
”時雨がのこした露が、木の下につたって、したたる音が聞こえる。
見ると時雨を降らせた雲は、山の末遠くになってゆくところである。”
今の季節は、ひと雨ごとに寒くなってゆきます。
情景が目に映るような和歌ですよね。。。
変体仮名は、次のとおりです。
”し久禮つる 木の下露者 おと川連て 山路の春ゑニ 久毛所那りゆく”
