晩唐の詩人”杜牧”のあまりにも有名な漢詩「山行」が、何故か書きたくなりましたので、隷書で書いてみました。一瞬、典型的な漢詩の世界を思い描くのですが、よく読むと、いやいやどうして奥が深いと思いました。。。
仙人が、いそうな白雲の立ちこめる山合ですが、一方で、人家があり、また、車を停めているなど、実社会的です。普通は、比べたら三月の春爛漫の桃の花の方が勝りますが、この漢詩は、見方が、少しだけ大人っぽいのです。
くたくたになっている霜のかぶった紅葉の方を、あえて賞賛しているんです。
立春とは名ばかり、まだまだ寒い日が続きます、温かくしてお過ごしください。。。