国立の書道教室「墨遊会」の生徒さん達、今週の作品から。
課題は、「養生」です。
貝原益軒の名著「養生訓」には、こうあります。
” 養生の術は、
心を静かにし
身を動かすを良しとす ”
心を静かにすることは、現代のストレス社会では、なかなか難しい
かもしれません。
しかし、わたしの好きな中国の詩人「陶淵明」は、こう言っています。
”心遠ければ、地自(おのず)から偏(へん)なり”
即ち、環境がどうあれ、自分の精神の置きどころと、持ち方をしっかり
すれば、今の置かれている環境も、そこからは遠くかけ離れたところ
に、あたかも在るようになると。こうありたいものです。。。
さて、今回の作品は、墨のたっぷり、どっしりと書けました。
行書らしく、厳しい字体になり、うまく書けましたね。
この調子で、がんばりましょう。
